「神々の島」と呼ばれているバリ島。
島内には数万もの寺院があり、人々の信仰心も高く、寺や街中、自宅にいたるまで「チャナン」と呼ばれるお供物を日常的に置く習慣があります。
インドネシアではイスラム教徒が90%を占めているのに対し、バリ島民は約90%がヒンドゥー教徒で独自の文化と慣習が存在するため、より快適な旅をするには知識とマナーが必要です。
定番観光スポットとして寺院巡り、最近ではパワースポットとしても人気が出ています。
1.寺院内では肌を露出した服装はマナー違反です。男女共にサロン(腰布)、スレンダン(腰帯)を巻くのが基本。寺によってはレンタルしてくれることもあります。
2.左手は「不浄の手」といわれていて、物を食べる、物に触れることはタブーとされています。基本は右手であって人に触れるときや物の受け渡しなども左手でする行為は避けましょう。
3.ヒンドゥー教では「頭には精霊が宿る」とされていて、頭を触る撫でる行為は不快感を与えます。特に子供が可愛いからといって頭を撫でてしまうことがないように気を付けましょう。
4.寺院内ではむやみに大きな声を出すこと、怒りの感情を出すことはNGです。大声で怒鳴り付けることや感情的になることは恥ずかしいとされています。
5.祈りを捧げている人の前を横切る行為はマナー違反です。避けましょう。
寺院では「オダラン」という祭礼や「ケチャ」を鑑賞することができます。
「オダラン」とはヒンドゥー寺院の建設祭のことで、寺院内にはお供物がずらりと奉納され、最後に伝統芸能が披露されます。
あなたもオダランに参加してバリの伝統文化に触れてみませんか?正装してバリニーズになりきってみましょう。
1. 事前にシャワーを浴びて体を清めておきましょう。
2. バリの正装である「クバヤ」「サロン」を身に付けます。
3. 僧侶よりも高い位置に立つことは避けてください。
4. 女性では生理、怪我をして出血している、飲酒している、近親が亡くなってから12日以内の人や出産後42日以内の人は立ち入ることはタブーです。
正装レンタルもRp.3万5000などでありますが、初めて参加をする場合は旅行会社のツアー体験などに参加するのがよいでしょう。
インド洋に突き出た断崖は高さ約70m。その上に建つウルワツ寺院は観光名所でバリ島六大寺院の一つ。日没頃から始まる「ケチャ」も人気があります。
海に突き出した岩の上に建つタナ・ロット寺院。夕暮れ時のオレンジ色に染まった空をバックに寺院のシルエットが浮かびあがる光景はまさに絶景。オススメは夕日をバックに寺院を眺めることのできる展望カフェ。ここでも「ケチャ」を鑑賞できます。
アグン山を模したメル(塔)が建ち並ぶ、バリ島で一番美しい形をした寺院。境内を囲むように水田の水路が巡らされていて水田へと続きます。残念ながら観光客は奥の境内には入れないので周囲からの見学となります。また、良縁祈願に効き目があるので夫婦・恋人とお参りすればもっと絆が深まるかも。また、世界遺産としても登録されています。
キンタマーニ高原にあるバトゥール湖を見下ろして建つ巨大な寺院。水を司る女神「デヴィ・ウルン・ダヌ」が祀られていて、バリでも有数なパワースポットです。また、世界遺産としても登録されています。
「不老不死の水とされるアムリタ」が湧き出ると言い伝えられる寺院。体を清め病気を治癒する人の姿が絶えることがない有名な浄化スポット。祭礼や満月の日には大勢の人々が沐浴しにやってきます。異教徒でも沐浴することができるので神秘的なパワーを体全体で感じ取りましょう。
神の光が届く場所として知られているルンプヤン寺院は標高1000m「ビスビスの丘」の頂きにたたずんでいます。最も神聖なる場所、パワースポットとしても有名。アグン山から見る眺めも最高です。
木々に囲まれ静寂に満ち溢れている小さな寺院。聖水が沸く泉や沐浴する場所もあり、村人の憩いの場となっています。
山の神マハ・デワを祀る標高2276m、バトゥカル山の中腹に建つ寺院。他の寺とは異なったメルン(木造)が特徴。緑に包まれ自然からのパワーも貰えます。
ジャワ島から渡ってきた僧侶が建立した寺院。断崖の斜面に建っていてそこから見渡す眺めは格別。
別名「ウィハラ仏教僧院」とも呼ばれるタイの影響を受けたバリ島最大の仏教寺院。境内は3つに分かれていて本堂には金色をした仏像が安置されています。