バリ島のお盆、ガルンガンとクニンガンとは?
ヒンドゥー教徒の多いバリ島には、大切な祝日がいくつかあります。
今回紹介する祝日は、ガルンガンとクニンガンの2つ。
5月30日に行われたガルンガンは、「善が悪に打ち勝った日」と言われ、この日は先祖の霊を迎えるための儀式がおこなわれます。
このガルンガンの儀式前日に準備することといえば、豚を殺すこと。生贄として差し出される豚を1頭殺した後、複数の家庭にこの豚を配る必要があるのです。
バリ島では豚は高価な食材として知られるため、自分の家庭だけではなく、他の家庭にも配るのが普通。
そしてこの豚が配られたら、各家庭でラワールと呼ばれる料理を作ります。その他にもガルンガンのためにすべき準備はたくさんあり、ガルンガン前日からバリ人はかなり大忙し。
ガルンガン当日は、朝から沐浴をしたりお供え物を準備したりと、前日同様バタバタとした雰囲気に。
ガルンガン前日と当日は、バリ人にとって特別な2日間であるというのは間違いないでしょう。
そんなガルンガンから数えて10日後の、6月9日。
この日は、クニンガンと呼ばれる先祖を送り出す祝日にあたります。
クニンガンは、日本でいうところのお盆のような役目を持っています。
ちなみにタマバリツアーでも、このクニンガンのために朝からお供え物や特別な料理を作りました!
クニンガンの時のお供え物や料理は、色鮮やかで華やかなのが特徴。とても綺麗な色をしていますよね~!
ガルンガンやクニンガンの時に旅行を予定されている方は、「もしかしてこの期間、お店はどこも営業していないんじゃないか?」と心配になるかもしれません。
しかし、安心してください!
バリ島では、この時期でもほとんどのお店は通常通り営業していますので、観光客への影響はほぼ無いと考えて良いでしょう。
ただ、地元の小さなワルン(屋台)はちらほら休んでいるところもありますので、そこだけ覚えておくと良いかもしれませんね。